D言語のご紹介
- D言語とは
D言語とは、1999年以来 Walter Bright 氏によって開発されている比較的新しい言語で、作者氏によれば、C や C++ の後継として位置づけられています。だから「D」と名付けました。
以下はD言語の公式ページによる紹介です。
「D はシステムプログラミング言語です。 CやC++の高いパフォーマンスと、RubyやPythonのような現代的な言語が プログラマにもたらした生産性とを併せ持つことに焦点をあわせています。 特に、品質保証、ドキュメンテーション、管理、可搬性、信頼性 を実現することに留意して設計されています。
D は静的型付きの言語で、機械語に直接コンパイルされます。 マルチパラダイム言語あり、多数のプログラミングスタイル ‐ 手続き型、オブジェクト指向、テンプレートメタプログラミング ‐ に対応しています。 C系の構文を持つ言語のひとつであり、ぱっと見た感じはC++に非常によく似ています。」
D言語の公式サイト D Programming Language 2.0
D言語の公式サイトの日本語版があります、こちら です
D言語のコミュニティは dsource.org です、Dのオープンソースのプロジェクトが多数あります。
- D言語のインストール
Ubuntu 8.04 にD言語をインストールします。手順は以下の通りです。
1. D言語のコンパイラであるDMDとDMCをダウンロード。
公式ページから、DMDとDMCをダウンロードできます。URLは http://www.digitalmars.com/d/download.html です。2008年6月12日現在、DMDの最新版は2.014ですが、まだalpha版ですので、安定版の dmd1.030 を利用しましょう。
ダウンロードした dmd1.030 を解凍します。解凍先フォルダは $HOME/dev とします。$HOME/dev/dmd フォルダが作成されます。更に、ダウンロードした dmc8.50 を解凍した dm フォルダを $HOME/dev/dmd の直下にコピーします。
環境変数に $HOME/dev/dmd/dmd/bin と $HOME/dev/dmd/dm/bin を追加します。
$HOME/.bashrc に以下の一行を追加します。
設定を有効にする。
2. 依存ライブラリをインストール
D言語はGNU Cライブラリが必要です。libstdc++5 と libc6-dev をインストールします。
GNOMEデスクトップ環境の場合、「システム — システム管理 — Synaptic パッケージ・マネージャ」を起動し、libstdc++5 と libc6-dev それぞれ検索してインストールします。また、インストール時、バージョンに注意しましょう。libstdc++5の代わりにlibstdc++6にするとインストールが失敗します。
- D言語のhelloworld
以下はD言語のhelloworldです。
void main(char[][] args) {
writefln("hello world.");
}
このソースをhello.dとして保存し、コンソールから下記コマンドでコンパイルします。
実行ファイルが作成されますので、それを実行します。
hello world.
- Tango:コミュニティ発の標準ライブラリ
色んな原因で、D言語は二つの標準ライブラリが存在しています。一つは公式のPhobos、もう一つはコミュニティが開発したTangoです。しか も、この二つは互換できません。Phobosを使うか、Tangoを使います。
TangoのHPは こちら です。インストール手順は こちら です。
私のほうは、先程DMDをインストールしましたので、以下のようにTangoをインストールしました。
1. http://downloads.dsource.org/projects/tango/0.99.6/tango-0.99.6-dmd.1.029-posix.sh
から、インストール用シェルをダウンロードします。
2. 実行権限を与えます。
3. シェルを実行します。
インストール時、DMDのパスが問われますので、DMDをインストールしたパスを入力すればよい。例えば、/uprush/dev/dmd/dmd 。
以上、Tangoのインストールが完了しました。
早速、Tango版のHelloWorldを書いてみましょう。
void main(char[][] args) {
Stdout("hello world.").newline;
}
コンパイルし、実行した結果はPhobos版のHelloWorldと同じであれば、Tangoが正常動作しています。





